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日蓮聖人一代記08

〈松葉ヶ谷草庵の焼打ち〉

『立正安国論』の提出は幕府の怒りをかい、また日蓮聖人の激しい念仏批判に
恨みを持っていた諸大寺の僧やその信徒らは、この機に乗じて日蓮聖人を
暗殺しようと計画し、幕府の中にもこれを援助するものがあって、
『立正安国論』提出40日 後の8月27日の夜、大勢の暴徒が、
松葉ヶ谷(まつばがやつ)の草庵に押し寄せ、火を放ち
日蓮聖人を焼き殺そうとしたのであった。

しかし聖人は危うくこれを逃れ、下総の国(千葉県)富木常忍のところへ
避難しました。これが四大法難の最初である、松葉ヶ谷法難です。
この焼き討ちから日蓮を救い出したのは、裏山の山王権現の使いである
白い猿だったという伝説があります。

※松葉ヶ谷とは…鎌倉南東部の名越 (現在の神奈川県鎌倉市大町)
※ 山王権現とは…日枝山(比叡山)の山岳信仰、神道、天台宗が融合した神仏習合の神
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