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お釈迦様の教え11

―あなたも毎朝仏さま―

お釈迦さまのことをブッダといいます。
ブッダとは、サンスクリット語の「さとれる者」「目覚める者」の意味です。
目覚める者といえば、わたしたちは毎日めざめるものであり、その意味では毎朝がブッダ、つまり仏さまになっているわけです。
毎朝、起きたとき、「あー、よーく眠った」と思った時、「私は目覚めたのだから、仏さまなんだ」と思ってみたらいかが・・・

仏さまは、朝から少々嫌なことがあっても腹は立ちません。学校に行っても、会社に行っても仏さまですから、にこやかに挨拶し、まわりのみんなとなごやかに接することができるでしょう。

毎日を私は仏さまなんだと思って生きてみたらいかがですか・・・
仏というと、よくテレビで刑事が「仏の身元は・・・」などといって、死人のことを呼んでいますが、本来は犠牲者に対しての畏敬の想いとか、いたわりの気持 ちを込めて仏と呼んだのでしょう。成仏とは、ふつう人が亡くなって、仏さまになることですが、それを信じない人もいます。「人間は、死んだらそれでおしま い、後はなんにも残らない」という考えです。あの世に行ってもどってきた人は一人もいないからそうとも言えます。しかしそこがすばらしく居心地がいいから 戻ってこないのかもしれません。
仏さまの国とは、その存在を信じ、仏さまに帰依した人だけが行きつく所です。
従って、仏さまの国に行けるのは、信心している人だけかも・・・
「信じる者こそ救われる」ですか・・・

私たちもこの世で、毎日、毎朝仏さまになることを心がけて生きてみませんか・・・
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