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お坊さんの活動

人形供養

尾張日蓮宗青年会では、お人形の供養をしております。
お子さんや皆さんの成長の傍らにそのお人形がいてくれました。

はたして役目を終えたからといって粗末に捨ててしまうだけでよいのでしょうか。

仏教では心あるものだけではなく、心の無い物であっても仏性を認め成仏すると説き
ます。ですからお人形さんも成仏していただかないと。

現代は自分勝手に生きることがステータスになりつつあります。

さらには利己的且つ打算的に生活することが社会から強いられているようにも感じます。

大量生産されたものは大量消費への一途をたどりますが、人間の存在や関係すらも大量消費されているのではないでしょうか。

最近お骨をお墓に納めずに廃品回収や可燃ごみとして出してしまう人々に市町村の担当者は頭を抱えているそうです。お寺や墓地に捨ててあることも現実にはあります。

物を大切にしない人間がものとして扱われる時代になるのでしょうか。
このままでは何か寂しくないですか。

人間とは恩を知る人のことです。

自分を支え育ててくれるこの世のすべての存在に感謝出来る人です。
お人形は心の無いものであるかもしれませんが、皆さんを育ててくれた存在であることは確かです。

最期に皆さんの感謝の心をお供えして供養を致しましょう。

人形供養会では、会員が心から読経し力のこもった祈祷を致します。
ぜひともご参加ください。